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2006年09月17日

成功者をモデリングする(先延ばしウイルス)

■成功者をモデルにする(モデリング)

1,先延ばしリスト

あなたが一ヶ月以上、先延ばしにしているプロジェクトや仕事、目標のリストを作ってみよう。

私の場合、自分のリストに載っている項目のひとつを片付けることから一日を始めると、
リストが短くなるにつれて、自分のエネルギーが高まっていく。


2,「今日の目標と活動」リスト

今日の目標や活動を毎朝リストに書き出し、それぞれに優先順位をつければ、
一日を有効に使って目標を達成することができる。

大原則は、最も重要な項目から取りかかることである。そうすれば、リストのなかでやり切れないことが出てきても最も重要な項目は片付いているというわけだ。

物事を先延ばしにしがちな人は、まず「このリストのなかで自分が一番やりたくないのは何だろう?」と
自分に問いかけ、その項目を最初に片付けるようにするのもいい。

これは最も重要な項目とは限らない。
誰かに謝るとか、書類にサインするとか、ささいなことの場合も多いのだ。


3,項目の細分化

「高い山にはどうやって登る?」と聞かれた人は、直感的に「一歩ずつ」と答える。
これが、NLP(神経言語プログラミング)における「細分化」の原理だ。

一見、巨大で手ごわいプロジェクトでも、一歩ずつ進めば達成できる。
長い間先延ばしにしたままの課題がある人は、最初は「一日に45分ずつ」で始めてみよう。

長いこと先延ばしにしていた仕事でも、いったん動き出して弾みがついてしまえば
想像していたよりずっと簡単にかんじるものだ。

物理学には、「静的な摩擦は動的な摩擦より大きい」という法則がある。
動いているものを動かし続けるより、止まっているものを動かし始めるときのほうが
はるかに大きな力が必要なのだ。

物事は始めるときが一番大変だということ。本当に重要なプロジェクトを抱えているのに、
心理的な抵抗のせいでなかなか手をつけられない人には、このプログラムが役立つはずだ。

もちろんさして重要でないことは、アインシュタインのように放っておけばいい。小切手を換金しなかった理由を受賞団体が問い合わせたとき、彼は、ようやく小切手をなくしたことに気づき、もう一度小切手を発行してもらうように頼んだ。ほどなく新しい小切手が届くと、アインシュタインは彼らに電話してこう聞いたという。

「この小切手は何かね?」


こころのウイルス ドナルド・ロフランド著 英知出版